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自動運転ってどこまで進んでいるんだろう

自動運転

自動運転には交通事故の低減をはじめ、渋滞の緩和・解消、高齢者の移動手段の確保など様々な効果が期待されています。
世界各国の自動車メーカーはこの自動運転実現に向けて取り組んでいる状況ですが、実用化という面ではどうなのでしょうか。
まず、自動運転には5段階のレベルに分けられていて、1、2は運転支援、3~5は自動運転といえるレベルです。

ホンダが自動運転レベル3の自動車を発売

自動運転レベル3は条件付自動運転と呼ばれ、システムがすべての運転を行います。
自動運転中、ドライバーは運転以外の作業が可能です。
この自動運転レベル3の車をホンダ・レジェンドが世界に先駆けて実用化しました。
法律の関係上、高速道路での渋滞中であることが前提となっています。
時速30km以下になるとシステムが作動して自動運転に。この間はDVDを見たり、ナビを操作できます。
時速50km以上になると解除され、その際はドライバーに要求する仕組みです。
価格は1,100万円と高額でリースでの取り扱いになるので、乗ることは難しいですが一度乗ってみたいですね。

自動運転レベル4に向けて法改正も

警察庁は特定の条件下で運転を完全に自動化するレベル4の自動運転車を、地域の移動サービスで利用することを許可制度で創設する方針を固めました。
これによって過疎地で運行する無人巡回バスへの活用を想定しています。
レベル4は天候悪化や救急車の接近時もシステムが車を安全に停車させなければいけません。
現在の道交法ではレベル3まで対応していましたが、2025年をめどに自家用車や物流トラックが高速道路を走行できるレベル4の実現を目指しています。

トヨタやマツダが2022年をめどに標準装備

日本経済新聞の報道によると高速道路で手放し運転ができる自動運転機能を標準搭載するとのこと。
自動運転レベル2に相当し、トヨタはクラウンや他の車種に順次広げていくそうです。
マツダも主力のSUVに投入していきます。海外のメーカーに後れを取っていましたが、普及者への投入で巻き返しをはかる狙いがあるようです。